++C++; // 未確認飛行 C ブログ

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Archive for 3月 2013

100倍速くなる開発

with one comment

はい、大阪の Room Metro #14 で発表してきました。

Interaction channel from 信之 岩永

資料はSkyDriveでも公開しています

もう悪意しか感じない釣りタイトル。

まあ、今回はセッション概要の時点でネタバレ(釣りです宣言)してるので、自分の中では良心的。今回、そんなに余裕がなかったのでぬるいです(本気で釣りに走るのはそれなりに体力使う)。

100倍速くなりました(実話)

実話の中ではP●Pだったからといって、必ずしもP●Pが悪いわけではないのでご了承を(この点が「釣り」)。

言語を変えて変わる実行速度なんてせいぜい5倍程度で、残り20倍は設計からきっちりやり直したことにある、という、設計のお話。

ただ、だからって「C#でなくていい」ってわけでもなくて、きっちり設計するにはよい機能多いですよ、C#は。そういうクオリティのコードを他の言語でそう簡単に書ける気はしていません。

この釣りタイトルに対して「100倍速くなるのは開発速度という落ち?」みたいなこと言う人もいましたが、それもあながち大げさでもないかもなー。高機能化すればするほど、本当に100倍速い開発できるかも。

心なし程度のWinRT

これもある意味釣り。WinRTの話がどこにも出てこないどころか「ロジックきっちり分離してあって再利用可能に作ってあれば、WinRT化とか何もやることない」(ので、何も出てこない)とか言い張る始末。

といっても、これもほんと繰り返し主張したいところなんですよねぇ。デスクトップからWinRTに変わって移行が大変とか、ちょっとねぇ。設計がなってないんじゃないかと。

ぐだぐだライブコーディング

年に数度くらいの頻度でやらかしますが、今回も仕込みなし、ぶっつけ本番、ぐだぐだ上等ライブコーディングもやってまいりました(心なし程度のWinRT要素)。

で、やるたび補足として言っていますが、今回も補足。

ぶっつけ本番とか、本来、ライブコーディングでやっちゃいけないことですからね。普通は、事前に1度同じものを作って、数回リハーサルやっておくものですから。

自分がぶっつけ本番ライブコーディングをやれるのは、

  • 「仕込みなしだとどの程度のコーディングができるものなのかを見せる」というのが一番の目的
    • 逆に言うと、最初から時間内に完成させる気がない
    • うまくいかないのも予定のうち(デバッグ風景見せるも最初から予定に織り込み済み)
  • 普段からこの手の発表に相当慣れてて、アドリブだけでも1時間くらい話せる

という前提があるからです。

アドリブのコツ

まあせっかくなので、アドリブセッションのコツも少々:

  • 「これから何をする」「今まさに何をしている」を言いながら作業
    • 「何をしました」では遅い。聴衆ついてこれない。見たいもの見逃す
  • 作業が必要な理由をしゃべる
    • 理由がわかれば大抵の作業は納得できる
    • 待ち時間なんかも、「どういう理由で待ちが発生してるのか」「どのくらいの時間が普通か」「待ち時間減らす方法ないか」とか話せば大体つなげられる
  • 聴衆を見ながら
    • 自分がコーディング作業に没頭してしまわないように(そういう意味では、やってることは実は対話であって、ライブコーディングじゃなかったり)
    • 説明についてきてるか確かめながら
    • 時々聴衆を巻き込む(今回の場合だと、クイズを一緒に解いてもらったり)

ライブコーディング+実況

まあ、こういうスキルあると、誰か協力者の方にコーディング作業に没頭してもらいつつ、自分が横で実況・解説するとかいうスタイルもやれたり。

てか、今年も5月のCommunity Open Dayでそれをやります!

<セッション概要>

昨年の COD でも好評だったライブ コーディング+実況セッションが帰ってきました。今年はライブ コーディング担当に“あの”赤坂玲音さんをお迎えして、Windows 8あり、Xamarin あり(仮)と、盛りだくさんでお送りしていきます。
<登壇者>
赤坂玲音、岩永信之 / 日本 C# ユーザー会
<対象レベル>
上級者向け

上級者向けとかなってますし、実際、この手のライブコーディングってそこそこのレベルの人でないとわからない単語を出さざるを得ない時も結構ある(スピード感も大事なので、懇切丁寧な説明をはしょることが結構ある)んですけども、まあ、みなさん楽しめると思います。

てか、本気でついてこれない人であっても、実際に上級者がどういう感じで開発をしてるのかってのは、見てて価値あることだと思います。例えば、何か小難しい機能があったとき、自分が未熟だから難しく感じるのか、上級者も文句言いながらやってるのかがわかるだけでも進歩につながったりしますし。そういう生の声を聴ける機会になると思います。

Visual Studioとかの使い方に関して、気づいてなかった使い方とかを知れたりもしますし。使い慣れてる人の使い方から、「盗む」というか、見て覚える機会でもあります。

Written by ufcpp

2013年3月17日 at 01:36

カテゴリー: .NET, C#

スラスラわかるC#

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どうも、自己紹介が「C#でググれbingでも可)」の人です。

C#使ってるところなら大体どこに行ってもうちのサイトが開かれてて、「このサイトの中の人です」で自己紹介が完了します。

というわけで、C#の入門本を出します。

サイト内の活動情報のところにも、書籍紹介を追加。

本書の「はじめに」のところにも書いたんですが、これ、「C# によるプログラミング入門」の改良版です。

まあ、うちのサイトを見てるとお気づきかと思いますが、「予定」とか「書きかけ」とかいう文字がそこいら中にあったりします。その「予定」が本になりました。

サイトの方もいずれは直す「予定」、予定なんですが。とりあえず、当面、うちのサイトは書籍「コンピュータープログラミング入門以前」の内容をサイト内の「コンピューターの基礎知識」に反映させる作業の方が優先だったり。論理回路設計、CPU の作り方、OS の基礎、コンパイラー作成の話なんかが増えます。

もっとも、さすがに【雑記】マークの入ってるようなレベル高めの話は、「スラスラわかるC#」の方では割愛。たまーに、コラムで説明入ってますが、ほぼカットです。

それでもページ数が432ページもあったりしますが… ちなみに、紙面の都合で Web 公開にした章が2つほどあります。2章削って432ページです。まあでも、いつも言ってる「C#から学ぶ、.NETから学ぶ」と考えて、「プログラミング関連の知識はゼロ」という状態からいろいろ学ぶにはちょうどよいのではないかと思います。

Written by ufcpp

2013年3月1日 at 00:12

カテゴリー: C#