Archive for 7月 2009
Silverlight 3関係いくつか
いくつか、メモ書き程度に。
- Silverlight 3 unit test framework binaries available
- バラで出すんじゃなくてVisual Studioに組み込んで欲しいなぁ
- Silverlightはデバッグしにくいからって理由で、僕はまずWPFで作って見て、動作確認ある程度済ませてからSilverlight化って2度手間をよくやってるんですよね
- 昔、ソリューション内にSilverlightプロジェクトが入ってると単体テストのスタブコード生成できなくなる不具合があった(今どうなってるか未確認ですがが)せいで・・・
- FloatableWindow source on CodePlex
- これも標準に(ry
- フロートウィンドウはほんと標準で欲しい
- Silverlight Synthesizer Source Code – MediaStreamSource Raw Sound
- Silverlight 3の新機能の1つ、音声・動画のストリームを生で触れる機能のデモ
- 一応、昔、音響ライブラリとか書いたことあるわけで、組み合わせて遊んでみるのもありかもなぁ
- Silverlight MEF
- MEFをSilverlightに対応させてどう使うのか気になってたんだけど、本体と別の.xapファイルにコード入れておいて、動的にロードさせれるんですね
- ただ、コンパイルとかxap化の手間が嫌われそうなんですよねぇ。特に、SilverlightにはDLRがあるだけに。
- What’s New In Silverlight 3 – Merged Resources
- WPFからSilverlightに移った時に絶望する理由が1つ解消されました
Windows Azure SDKとTools for VSのJuly 2009 CTP
気が付いたら1週間分くらいRSSフィードが溜まってるなぁ。
先週の話題だけど、
- Windows Azure Software Development Kit (July 2009 CTP)
- Windows Azure Tools for Microsoft Visual Studio July 2009 CTP
バグフィックス色々に加えて、
- 1プロジェクト内に複数のウェブロール、ワーカーロールを開発・配置できるように
- Azure内でPowerShellランタイムをホストするPowerShellRoleサンプルが付いた
- どんなタイプのASP.NETプロジェクトでもCloud Serviceソリューション内にウェブロールとして含められるようになった
- TFSビルドのサポート
- 堅牢性・安定性強化
というような辺りが新しくなったとか。
XNAインディーズゲームの投稿受付開始
http://blogs.msdn.com/ito/archive/2009/07/23/cco-japan-grand-opening.aspx
XNAのインディーズゲーム登録が日本でもできるようになったみたいです。
ピアレビューが通っても、それが遊べるようになるのは最速で8月11日になるみたいですけども。
あと、日本のサービス開始にも、なんかこまごまと色々変更もあったんですね
- Community Games → Xbox Live インディーズ ゲーム に名称変更
- 販売価格、200, 400, 800 ゲイツポイント → 80, 240, 400 ポイントに変更
とか。
C#ユーザー会で
さて、Xbox Live インディーズ ゲームに合わせてC#ユーザー会で何かやるかなぁ。
- 案1: 近々、いつものノリで「肴に飲む会」
- 案2: 8/11過ぎてから、モニターとLAN付きの貸会議室とかでXbox本体持ち込みで何か
のどっちか(または両方)でしょうけど。
参加希望な方は僕宛にメール・twitter・メッセンジャー・ここのコメント等の手段で、どちらがいいか(あるいはもっといい案あれば受け付け)添えて連絡貰えるとありがたいです。
ReMIX Tokyo 09で出てたデモ
ReMIX Tokyo 09のセミナー中でデモに使われてたサイトをまとめるだけでも面白そうなので、それだけやっとく。
Silverlight採用事例
基調講演で出てた話。
- 楽天
- 楽天セレクトウィジェットのことかな、多分
- YAHOO! Japan
- 前々からこまごまと変なのにSilverlight使ってるのは知ってたけども
- 例えば最近だと、お台場ガンダムのプロモサイトがSilverlight
- YAHOO! 動画ニュースが7/16からSilverlightになりました
- 正直使いにくい・・・。Silverlightが使いにくいんじゃなくて、前みたいに1つ再生終わった後に次のニュースに自動的に移動してくれなくなったのが使いにくい。
- YAHOO! ツールバー内でSilverlight使ってるらしい
- YAHOO! オークションの補助ツールがSilverlightらしい
- SBI証券
- SBI証券の株とかFXの価格推移のグラフとかがSilvelightになるらしい。来月にでも公開予定。
- 世界的なイベント色々
- マイケルジャクソン追悼イベントにSmooth Streaming+Silverlight使われた
- ウィンブルドンテニスの中継に使われてるらしい
- ちょっと探してみたけど、wimbledon.orgのサイト内のオンデマンドビデオはFlashなのよなぁ・・・
- ツールドフランスの中継も同上
Live, Silverlight, Azure
主に砂金さんのA-1セッションで出た話題。
なんでもそつなくこなす.NET Framework、最近はやりのソーシャル、クラウド、RIAももちろん対応しています:
- ソーシャルメディアも.NET! → Live, Bing
- クラウドも.NET! → Azure
- RIAも.NET! → Silverlight
ということで、この辺りのデモが中心。
- Photosynth
- いろんな方向から取った写真をつないで立体的に見せるやつ
- お台場ガンダムをPhotosynthのデモに使ってた
- iPhoneからも見れるアプリがあるよ → iSynth, Seadragon
- DeepZoom
- ずいぶん昔からあるデモだけど、Hard Rock Memorabiliaでデモ
- 隠しコマンドを紹介: ビートルズのところを開いて v を押すと・・・
- DeepZoomPix
- DeepZoomの画像は専用のツール使って作るんだけど、ウェブで作るツールもあるよ
- Azure
- TORIPOTO
- JTBがAzure使った試験としてやってる「旅のアルバムサービス」
- Mesh-Enabled Application
- Live Meshでアプリを共有できるというもの
- 複数人で同時に触れる通信アプリが簡単に作れる(という触れ込み)
- Live MeshのTECH PREVIEW版でのみ使える機能
- 現時点ではまだ、早期に応募した人しか使えないクローズドなプレビュー版
- 自分はこれのアカウント持ってるので、いずれどこかでデモお見せできるといいんだけど
- イギリスの放送局のBBCがこれを使ったプレイヤーアプリの試作やってるらしい
- Live Messenger
- Live SDKの中に、Live Messenger Libraryってのもある
- ウェブサイト中にLive Messengerの機能を組み込めるライブラリ
- photobucketで使ってるって言ってたけど、URL見つけられず
- Live ID
- Live IDに認証を丸投げできる
- 個人情報の管理を自前でしたくない時に最適
- Live IDってなんだかんだいって3億アカウント越えてるし
- Bing Maps
- SLTwitterMapでデモってた
- twitterのつぶやき拾って、その人の所在地をBing Mapsで表示し続けるアプリ
- 正直、長く見てたら酔うw
- Silverlight用のコントロールあり(現時点では登録必須のCTP)
- Codeplex
- フリーのソースが色々手に入って便利
- とはいえ、日本語化されてないのよなぁ・・・
- Silverlight Toolkit
- Silverlight向けの、ドックパネルとかグラフとかいろんなコントロール類の入ったライブラリ
- 公式デモ
- 大野さんが日本語化したのがあったんだけど、Silverlight 3 RTMではなんか動かなくなってるっぽい
- Silverlight Control for Bing
- CTPが7/16から公開されたらしいんだけど、どこ探しても見つからない・・・
同質性って無責任の表れだと思うのよね
これはほんとそう思うんですよねぇ。というか、「常識」って言葉を悪い意味で使う人多すぎ。
常識
常識って要するに、「文脈を共有してるから言わなくても通じるよね」ってことなわけで。
常識を騙る人ってたいてい、「僕とあなた、文脈を共有できるほどお互いを知ってましたっけ?」って感じな事が多々あるんですよねぇ。
一言、言葉で伝えれば済む問題を、「言わなくても常識だと思ってました」とかいう人がいるわけですよ。自分のコミュニケーション不足を常識って言葉使って責任逃れ。
そういう責任逃れな「常識」って言葉がほんと多く感じる。
目立ちたがらない
日本って「悪い事して目立つ人」ばっかりだから、目立つこと自体が悪いみたいな印象があるのかなぁ。
目立つ事自体は悪くないですよ。というか、普段から目立ってると逆に悪いこと出来ないって自分への戒めになりますよ。
正直、目立ちたくないって人は、自分が悪いことやる前提なんじゃないかと思うんですよねぇ。「目立ってるとちょっとでも悪いことしたらたたかれるから目立ちたくない」って。自分の行動に対して無責任すぎる。
ReMIX09行ってきたり色々
ReMIX Tokyo 09行ってきた。朝からがっつり、懇親会まで含めて。その後のmoonlight meetingも行って、朝から晩まで出ずっぱり。
ReMIXのネタは、内容細かく言わなくても、デモに使われてたウェブサイトのURLを一覧で張るだけでもかなり面白そう。明日余裕があったらやろう。
とりあえず、取り急ぎ言っときたいのは:
- YAHOO! 動画ニュースが今日からSilverlightになったよ
- YAHOO! ツールバーとかオークションでもがっつりSilverlight使ってるらしい
あと、その他の話題:
- Silverlight SDKの日本語版出た
- Microsoft Silverlight 3 SDK
- VS 2008 SP1 用 Silverlight 3 Tools
- ReMIXに合わせて公開とかやられるとさぁ、試せないじゃん
- まあ、ReMIXの講演聞きながらノートPC開いて試してたんですけども
- 隣に座ってたkkamegawaさんも同じく講演中にSilverlight Toolsインストールしてたりw
- Bill Gates offers the world a physics lesson
- 要約すると、ビルゲイツが私財で権利買って、ファインマンの講義ビデオをSilverlight使ってMS Research上で公開
- 要するに、「MS社長を退いてからは慈善事業に力入れます」的なこと言ってたのの一環
- ファインマン講義って言ったら分かりやすくて面白いって有名だもんなぁ
Silverlight 3、βからRTMでの変更点
http://timheuer.com/blog/archive/2009/07/10/silverlight-3-released-what-is-new-and-changed.aspx
とりあえず粗訳しとこうか。
でも、ライブラリー周りの話が少ないなぁ。RTMでマウスホイールイベント拾えるようになるとか、BitmapImageのピクセル単位での情報取れるようになるとか、そんな話あった気がするんですけども、そういう情報見当たらないんですよねぇ。
Breaking Changeに関しては情報あるんですけども。
まあ、それは置いといて、件のページの粗訳。
- テキストレンダリングが改善
- パフォーマンス良くなったって
- どの環境でも。テキストアニメーションの改善も含む
- Out-of-Browserツールの更新
- βのときは、Out-of-Browserしようと思ったら手動でマニフェスト書かなきゃいけなかったけど、RTMではVSのサポート付きで設定書けます
- VS 2008向けのXAML編集時のプレビュー画面がなくなりました
- 2010の方に人的リソースをさくために、あえて
- 2008のSilverlightのXAMLプレビューはあまり使ってる開発者いないみたいなので
- ASP.NETサーバーコントロールのasp:Silverlightとasp:Mediaの提供やめた
- objectタグ直接書いて。その方がフレキシブルだし
- Silverlight.jsを更新
- 圧縮しました。57KBだったのが7KBになってます
- 人間が読めるようなものじゃなくなったので、もし可読性のあるバージョンが欲しければ別途ダウンロードして
- 新しいネットワークスタック
- 今までのBrowser HTTPスタックに加えて、Client HTTPスタックを追加しました
- 単純なGET/POSTだけじゃなくて、応答のステータスコードやヘッダーを使ったり色々できます
- アセンブリ キャッシング
- βの頃からあったけど、色々制限があったのを、制限撤廃
- βだと、MS謹製のごく限られたアセンブリーでだけ使えた
- RTMでは、誰でも、任意のアセンブリーをキャッシュ設定可能
- これで馬鹿でっかいライブラリ使う時も安心
- DataFormはSilverlight SDKからSilverlight Toolkitに移動されました
- ナビゲーション フレームワークの更新
- UriMapperを(リソース経由だけじゃなくて)直接Frameの中に持てるように
- 等々
- .NET RIA Services
- Silverlight 3 RTMと一緒に、RIA ServicesのJuly 2009 Previewも出ました
- July 2009はGo-Liveライセンスになりました
- Brower Zoom
- ブラウザーのズーム要求に応答するようになりました
- ブラウザーで拡大したら、ちゃんとSilverlight内も拡大されます
- Silverlight 2 Quirk Mode
- バグまで含めてSilverlight 2との互換モード「Quirk Mode」ってのがある
- Expression Blend 3のRC版も同時に出ました
- SketchFlowがついに
- Expression Encoderも3に
昨日のINETA Day 2009
昨日のINETA Day 2009、オフィシャルには懇親会なかったけども、有志でやっぱり何かやってたっぽいよなぁ。行きたかったけども、晩に別の用事が入っちゃってたんですよねぇ。
一応、覚えてる範囲で昼前のセッションで出た話題をいくつか。
VS 2010落ちまくり
「Visual Studio 2010はよく落ちます」みたいな話題出まくり。
Windows 7のIntelディスプレイドライバーが原因なんでしたっけ?Windows 7 βでWPFを使うとひどいことになるっていう。
ホント Intelドライバーは地獄だぜ! フゥハハハーハァー
アーリーアダプターな人はWin7とVS10同時に使う人多いから、みんなそろって落ちる落ちる言ってるけども、VistaやXPでVS 2010使ってる分には落ちることほとんどないです。
Azure
色々皮肉られてたなぁ
- Azure「北米のサーバーでIISホスティングしてもらう権利をやろう」
- Azure開発する時のワンポイント: 自分を責めない
- デプロイに15分とかかかるのは仕様です
まあ、今まで通りの単なるIISホスティングと違って、スケールすることを最初から考えて作るとか、クラウドならではの部分もありますけども。
デプロイはなぁ、確かにもうちょっと楽になって欲しい。
あと、「SQL Server Management StudioみたいなAzureストレージの管理ツールないの?」みたいな話題も。CodeplexにAzure Store Explorerとかあるみたい。
クラウドになって何が変わる
- ソフトウェアだけ作ればいい
- でっかいインフラ持ってない小さな会社でも、開発者だけいればチャレンジ可能
- スケールすることを考えた作りになる
- リレーショナルDB → Key-Valueストア
- ハードウェアが複数あっても、トランザクションが1つだとスケールしない
- read, abortだけ認めるフェーズとread, writeだけ認めてabort認めないフェーズの2段で作ったり
近頃話題のキーワード
改めて、話題のキーワードを再確認。
- テクノロジー
- 仮想化
- クラウド
- RESTful
- RIA
- プログラミング言語周り
- 分散、並列
- 概念モデリング、宣言型、howからwhatへ
- 動的
Visual Studio 2010のここがいい
- エディターよくなった
- WPFになったよ
- Ctrl+ホイールで簡単フォント拡大
- マルチディスプレイ対応
- 呼び出し階層の表示
- InteliSense
- Ctrl+Alt+SpaceでConsume First Completionモードっていう新しいモードに切り替えられる
- 未定義のメソッド名を入れたときに、勝手に既存のメソッドに補完されない
- メソッドスタブ生成と相性いい → テストファーストしやすい
- (↑個人的には、打った後にEscapeキー1回押すだけじゃんって思うけども・・・)
- アーキテクチャエクスプローラー
- ソースコードから、クラスやメソッドの依存関係を視覚化してくれる
- UML 2.0対応&モデリングプロジェクト
- UML色々書けるよ
- (以下、僕の個人的な意見)
- UML書きに関してはVisioはかわいそうな子過ぎるけど、VS 2010のUMLは結構使いやすい
- 見栄えする絵が出るのがありがたい。Judeは絵的に貧弱なので
- ちなみに、VS 2010のモデリングプロジェクトはDSL Toolsで作ってるっぽい
- 何か標準的なファイル形式で保存してたりはしない
- UMLなのにDSL Toolsの形式で保存されてるよ
- 他のUMLツールで読める形式にエクスポートとか出来て欲しいなぁ
- デバッガー
- ヒストリカルデバッグ
- Parallel Tasksウィンドウ
- 並列化してるところでブレイクポイントしかけたとき、どのスレッドでブレイクしてるかがわかりやすく
- C# 4.0
- dynamicとオプション引数のおかげで、Office InteropするときのType.Missing地獄からようやく解放される!
- C++ 0x
- 部分的にだけど0xに対応
- auto(C#でいうところのvar)
- ラムダ式
- static_assert宣言
- decl_type
- 右辺値参照
- (会場だとC++分かる人少なくて、「何がすごいの?」的な空気漂ってた。C++は本当にかわいそうな子)
- ほんと、autoとかラムダは便利。まあ、そもそも極力C++なんて使いたくはないんですが・・・
最後のに関して、C++ 0xはほんと画期的よ。やむを得ずC++を使わざるを得ない状況におけるストレスがだいぶ軽減されそう。
autoなんて、たかが型推論なんですけども、テンプレートのせいで型名が長くなりがちだわ、インテリセンスの効きが良くないわで悲惨なC++にとってはほんとに救世主。foreach相当のコード書くためだけに、今までなら std::map<std::string, std::string>::iterator p = dictionary.begin(); みたいなコード書かなきゃいけなかったわけですよ。
ただ、まあ、やむを得ずC++を使わざるを得ない状況下だと、そもそもVisual Studio使えないことも多いですが・・・。VSとGCCでコンパイル通ったからって安心してたら、「他の環境で使うから書きなおして」とか言われておしまいな予感。
Silverlight 3
http://geekswithblogs.net/tkokke/archive/2009/07/09/silverlight-3-downloads.aspx
リリース版が出たって。
今日は色々出遅れたなぁ・・・。なんかトラブってSilverlight 3 RTMインストールできなかったし。何が悪さしてるんだろうか。VS2010のβあたりか・・・。
Silverlight 3本体以外では、RIA Services July 2009 PreviewとかBlend 3+SketchFlowのRC版が出てるのも触ってみたいんだけど。